銀座奥野ビル ギャラリー エクリュプラスエイチエム Ecru+HM

 
Ecru+HM

Schedule

テーマ展 “motif & motif “  

芥川美千代・岩沢睦子・丁子恵美・築舘礼野・松尾具美
(ガラス)

6月19日(金)〜6月27日(土)23日休
12:30〜19:00(最終日17:00)


個性的な具象的モティーフやグラフィカルな
モティーフをガラスに展開している作家5人の
作品をご紹介します。


*芥川美千代 Michiyo Akutagawa (グラビュール)


中世の水晶彫りの技法から展開したグラビュール。
作家は、ガラスの表面に絵柄や文字を彫り、サン
ドブラストと合わせ、彫りの深さ、透明、不透明、
濃淡によって表現しています。
しなやかな動物たちや優しい植物の描写は、季節
の気配や小さな生命体を愛しむ作家の気持ちを映
し出しています。日本的なモティーフを随所に散
りばめ、墨絵の世界のような幻想的で情感豊かな
作品に仕上がっています。

*岩沢睦子 Mutsuko Iwasawa(吹きガラス)

吹きガラスの技法で制作したベースに、色ガラスの
粉を重ねて彩りを添え、絵柄を細かく彫り出してい
ます。人が眠りについた深夜ひそかに動き出す動物
達の気配に、作家が思いを巡らせながら制作、ノス
タルジーを喚起する童話の一場面のような詩情溢れ
るやさしい世界が紡がれています。

*丁子恵美 Emi Choshi(キルンワーク)

直線的な小さな脚としなやかな弧を描いたフォルム
の対比と色とりどりのカラフルな沢山の脚、さらに
透明とフロストを組み合わせ…、一つとして同じも
のがありません。コケティッシュなモティーフが軽
やかな遊び心を添え、見ていて楽しくなる作品に仕
上がっています。板ガラスを細かい工程で何回も窯
に入れて制作するキルンワークの技法です。

*築館礼野 Yoshino Tsukidate(吹きガラス)

トマトやキュウリ、林檎やバナナなど実りを象った
野菜や果物の箸置きやペーパーウェイト、蕾の気配
を宿す花器や林檎を抱くグラスなど、鮮やかな色ガ
ラスで掌に収まる心弾む小さな世界を展開しています。
今回はさらに、蝶や花、ツバメへと表現を広げます。

*松尾具美 Tomomi Matsuo (吹きガラス)

尾ひれの優雅な動きさえ感じる金魚や、心和むペン
ギン親子やシロクマ親子など、吹きガラスで制作し
たうつわに動植物を描いています。絵付けを立体的
に見えるように彫り込んで凹凸をつけたり、リュー
ターで模様をつけたりの工夫が凝らされ、そうして
際立つ豊かな描写は、生命のきらめきを映し出し、
穏やかな余韻を残しています。